世界に広がるケンブリッジ・インターナショナル教育の特徴
子どもの思考力を育てる独自の学び方
世界の160か国以上で1万校を超える学校がケンブリッジ・インターナショナルの教育プログラムを取り入れています1。この教育の大きな特徴は、子どもたちが「なぜ」と考え、自分で答えを見つける力を育てることです。
イギリスのケンブリッジ大学が作ったこの教育方法は、ただ知識を覚えるだけでなく、考え方や調べ方を学ぶことを大切にしています。例えば、理科の授業では教科書の答えを暗記するのではなく、自分で実験をして、その結果から何が言えるのかを考えます。
「うちの子は以前、答えを覚えることが苦手で成績が良くありませんでした。でも、このケンブリッジ式の勉強法に変えてから、自分で考えることが好きになり、学校が楽しいと言うようになりました」とスウェーデンのストックホルム国際学校に通う10歳の男の子のお母さんは話します2。
世界の多くの国では、子どもが自分で考えて学ぶ力をつけることが、これからの時代に最も必要なことだと考えられています。ケンブリッジ・インターナショナル教育は、そのような力を育てるために作られたのです。
国や文化を超えた国際的な視点の養成
ケンブリッジ・インターナショナル認定校では、世界の様々な文化や考え方を学ぶ機会が多くあります。教科書や教材も世界各国の事例を取り上げ、一つの国や地域の見方だけでなく、多様な視点から物事を見ることができるように工夫されています。
カナダのトロント国際アカデミーでは、歴史の授業で第二次世界大戦について学ぶとき、日本、アメリカ、ドイツなど、様々な国の視点から同じ出来事を見ることで、子どもたちは「正しい」と思っていたことが、立場によって違って見えることを理解します3。
「私たちの学校には30か国以上から来た子どもたちがいます。授業中の話し合いでは、それぞれの国の文化や考え方の違いが自然と出てきて、お互いに学び合うことができます」とシンガポールのケンブリッジ認定校で教える先生は言います4。
日本の学校では一つの正解を求めることが多いですが、ケンブリッジ・システムでは多様な考え方があることを認め、それぞれの意見を尊重する姿勢を身につけることができます。これは国際化が進む現代社会で、とても大切な力となります。
世界で通用する資格と実力の獲得
ケンブリッジ・インターナショナル認定校で学んだ子どもたちは、世界中の大学から認められる「ケンブリッジ国際資格(Cambridge IGCSE、Cambridge International AS & A Level)」を取ることができます。この資格は世界160か国以上の学校で教えられ、2,000以上の大学で入学資格として認められています5。
オーストラリアのメルボルン大学で学ぶある学生は、「ケンブリッジのA Levelを持っていたおかげで、世界中のどの大学でも自信を持って応募することができました。実際、イギリス、アメリカ、オーストラリアの大学から合格をもらい、選ぶことができました」と話します6。
この資格の大きな特徴は、ただテストの点数だけでなく、思考力や問題解決能力なども評価されることです。例えば、数学の試験では単に計算ができるかだけでなく、その計算方法をなぜ選んだのか、どのように問題を解決したのかという過程も見られます。
「日本の大学入試では知識の量や記憶力が重視されますが、ケンブリッジの資格では考える力や応用力が問われます。これは大学で学ぶときにも、そして社会に出てからも役立つ力です」とドイツのベルリン国際学校で進路指導をしている先生は説明します7。
教室内の日常:実際の授業はどのように行われるのか
対話と発見を中心とした授業スタイル
ケンブリッジ・インターナショナル認定校の教室を覗くと、日本の一般的な学校とは違う光景が広がっています。教師が前に立って一方的に話す「講義型」ではなく、子どもたちが小さなグループに分かれて話し合ったり、実験をしたりする「対話型」の授業が多く見られます。
「昨日の理科の授業では、水の浄化について学びました。先生はまず『きれいな水とは何か』と質問し、私たちはグループで話し合いました。その後、自分たちで簡単な水のろ過装置を作り、実際に試してみました。成功したときは本当にうれしかったです」とニュージーランドのオークランド国際学校に通う12歳の女の子は目を輝かせて話します8。
教師の役割も、知識を教えることから、子どもたちの考えを引き出し、深める「ガイド」へと変わります。「正解を教えるのではなく、子どもたちが自分で答えにたどり着けるような質問をすることが大切です」とマレーシアのクアラルンプール国際学校で10年間教えているベテラン教師は言います9。
このような授業スタイルは、子どもたちの好奇心や探究心を刺激し、学ぶことへの意欲を高めます。「教科書に書いてあることを覚えるだけの勉強は楽しくないけれど、自分で考えたり発見したりする勉強は面白いです」という声は多くの生徒から聞かれます。
技術を活用した創造的な学習環境
ケンブリッジ・インターナショナル認定校では、最新の技術を使った学習も積極的に取り入れられています。タブレットやコンピュータは単なる道具ではなく、創造性を広げるための大切な学習材料です。
「私たちのクラスでは、歴史の授業でバーチャルリアリティ(VR)ゴーグルを使って、古代エジプトのピラミッドの中を歩いたり、古代ローマの町を探検したりしました。教科書で読むより、実際にその場にいるような体験ができて、歴史がとても身近に感じられました」とアメリカのボストン国際学校の14歳の男子生徒は興奮して話します10。
また、プログラミングや3Dプリンティングなどの技術を使って、自分たちのアイデアを形にする授業も行われています。「私たちは環境問題について学んだ後、海のプラスチックごみを集める装置を設計し、3Dプリンターで小さな模型を作りました。実際に動くかどうか水槽で試して、改良点を考えました」と韓国のソウル国際学校の生徒は誇らしげに語ります11。
このように技術を使った学習は、子どもたちの創造性を刺激するだけでなく、未来の社会で必要とされる技術的な知識やスキルを自然と身につける機会にもなっています。
評価方法:テストだけではない多面的な成長の見方
ケンブリッジ・インターナショナル認定校では、子どもの学びを評価する方法も従来の学校とは異なります。定期テストの点数だけで評価するのではなく、日々の授業での発言や取り組み、プロジェクトの内容など、多面的な視点から子どもの成長を見ています。
「うちの学校では、数学の理解度を測るのに、ただ計算問題のテストをするだけではありません。実生活での問題を解決するプロジェクトや、自分の考え方を説明するプレゼンテーションなども評価の対象になります」とスペインのマドリード国際学校で教える数学教師は説明します12。
この評価方法は、子どもたち一人ひとりの強みや成長を正確に把握することができるというメリットがあります。「テストが苦手でも、議論が得意な子や、創造的なアイデアを出すのが上手な子など、様々な才能を認めることができます」と南アフリカのケープタウン国際学校の校長は語ります13。
また、子どもたち自身も自分の学びを振り返る「自己評価」の機会が多くあります。「今日の授業で何を学んだか」「どこが難しかったか」「次はどうすればもっと良くなるか」などを考え、書き留めることで、自分自身の学びを意識し、主体的に改善していく力が育ちます。
実際の成果:卒業生の進路と成功事例
世界トップクラスの大学への進学実績
ケンブリッジ・インターナショナル認定校の卒業生たちは、世界中のトップレベルの大学に進学しています。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、東京大学など、世界的に有名な大学に毎年多くの生徒が合格しています。
「私たちの学校の昨年の卒業生45人のうち、35人が世界のトップ100大学に合格しました。特に理系分野では、研究プロジェクトの経験が大学入試でとても評価されています」とイギリスのロンドン国際学校の進路指導カウンセラーは話します14。
この高い進学実績は、ケンブリッジ・インターナショナルのカリキュラムが世界的に高く評価されていることを示しています。特に、批判的思考力や問題解決能力、自主的に学ぶ姿勢などは、大学での学びに直接つながる力として認められています。
「ケンブリッジのプログラムで学んだ生徒たちは、大学での研究や議論にすぐに適応できる力を持っています。特に、わからないことを自分で調べる力や、多角的な視点から問題を考える力は、大学教育で求められる重要なスキルです」と北米の複数の大学の入学審査委員を務めた経験のある教育専門家は指摘します15。
国際的な職場での活躍と求められる力
ケンブリッジ・インターナショナル認定校の卒業生たちは、大学卒業後も国際的な場で活躍するケースが多く見られます。国連や国際NGO、多国籍企業など、様々な組織で重要な役割を担っています。
「私の会社では、ケンブリッジのような国際的なカリキュラムで学んだ人材を積極的に採用しています。彼らは異なる文化や考え方を理解し、多様なチームで効果的に働く能力に優れています」と世界的なIT企業の人事担当者は語ります16。
特に評価されているのは、複雑な問題に対して創造的な解決策を見つける力や、異なる背景を持つ人々と協力して働く力です。これらは、ケンブリッジ・インターナショナルの教育で重視されている「協働」や「創造性」の成果と言えるでしょう。
「私がケンブリッジのカリキュラムで学んで最も役立ったのは、『正解がない問題』に取り組む経験でした。現実の社会では、教科書に書いてあるような明確な答えがない問題がほとんどです。様々な可能性を考え、最善の解決策を見つける訓練ができたことは、今の仕事で大きな強みになっています」とスイスの国際金融機関で働く30代の女性は振り返ります17。
生涯学習者としての姿勢と国際感覚の育成
ケンブリッジ・インターナショナル認定校の教育で最も重要な成果の一つは、「学び続ける姿勢」を育てることです。卒業生たちは、学校を卒業した後も、新しいことに挑戦し、自分の知識やスキルを更新し続ける意欲を持っています。
「私たちの教育の目標は、ただ大学に入るための準備をすることではなく、子どもたちが生涯にわたって学び続ける情熱と能力を育てることです」とオランダのアムステルダム国際学校の校長は語ります18。この理念は、急速に変化する現代社会で、とても重要な意味を持ちます。
また、世界中の様々な国や文化について学び、国際的な視点を身につけることも大きな特徴です。「私たちのクラスには10か国以上から来た友達がいました。一緒に勉強し、遊び、時には意見が対立することもありましたが、それを通じて他の文化を尊重することを学びました」とブラジルのリオデジャネイロ国際学校の卒業生は話します19。
このような国際感覚は、卒業後の人生においても大きな財産となります。「今の仕事では、世界中の同僚と一緒にプロジェクトを進めています。子どものころから多様な文化や考え方に触れてきたおかげで、異なる背景を持つ人々と効果的にコミュニケーションをとることができます」とドバイの国際企業で働く28歳のエンジニアは語ります20。
保護者と教師の役割:家庭と学校の協力関係
家庭での学びをサポートする親の役割
ケンブリッジ・インターナショナル認定校では、子どもの教育において保護者の役割がとても重要だと考えられています。学校での学びを家庭でも継続し、深めるために、保護者と教師の間で密接な協力関係が築かれています。
「子どもが学校で何を学んでいるかを知り、家庭でもそれに関連した話題を取り上げることが大切です。例えば、子どもが学校で環境問題について学んでいるなら、家族で一緒にごみの分別や節電について話し合ったり、実践したりすることで、学びがより身近なものになります」とカナダのケンブリッジ認定校に子どもを通わせている母親は語ります21。
また、教師からは「正解を教えるのではなく、子どもが自分で考えるための質問をしてください」というアドバイスもよく聞かれます。「子どもが宿題で困っているとき、すぐに答えを教えたくなりますが、『どうしてそう思うの?』『他の方法は考えられる?』といった質問をすることで、子ども自身の思考力を育てることができます」とオーストラリアのシドニー国際学校の教師は説明します22。
ケンブリッジ・システムでは、保護者向けのワークショップやセミナーも定期的に開催され、学校の教育方針や子どもの学びをサポートする方法について学ぶ機会が提供されています。これにより、家庭と学校が同じ方向を向いて子どもの成長を支えることができます。
教師の専門性開発と国際的なネットワーク
ケンブリッジ・インターナショナル認定校の教師たちは、常に自分のスキルや知識を更新するための研修やワークショップに参加しています。これは、世界中の教育の最新動向や効果的な指導法を学び、実践するためです。
「私は毎年、ケンブリッジが主催する国際教育会議に参加しています。そこでは世界中の教師と出会い、新しい指導法やアイデアを交換することができます。先日はフィンランドの教師から数学の創造的な教え方を学び、自分のクラスで試したところ、子どもたちの理解度が大きく向上しました」とイタリアのミラノ国際学校で教える教師は話します23。
また、オンラインのプラットフォームを通じて、世界中のケンブリッジ認定校の教師たちがつながり、授業計画や教材を共有することも一般的になっています。「私が作った理科の実験教材をオンラインで共有したところ、シンガポールやメキシコの教師から改良案をもらいました。このような国際的な協力は、授業の質を高める大きな助けになっています」と香港の国際学校の理科教師は語ります24。
教師の専門性開発は、子どもたちの学びの質に直接影響します。常に学び続ける教師の姿勢は、子どもたちにとっても良いお手本となり、「生涯学習者」としての意識を育てることにつながっています。
学校コミュニティとしての連携と文化交流
ケンブリッジ・インターナショナル認定校では、学校全体が一つのコミュニティとして機能し、様々な国や文化的背景を持つ人々が協力し合う環境が作られています。保護者、教師、子どもたちが一緒になって学校行事や活動に参加することで、強い絆が生まれます。
「私たちの学校では毎年『インターナショナル・デー』が開催され、各国の文化や料理、音楽などを紹介するブースが設けられます。子どもたちはもちろん、保護者や教師も自分の国や文化を紹介し合い、お互いの理解を深めています」とフランスのパリ国際学校の保護者委員会の代表は説明します25。
また、地域社会との連携も重視されています。「私たちのクラスでは、地元の高齢者施設を定期的に訪問し、お年寄りとの交流を通じて、社会貢献の大切さを学んでいます。子どもたちは英語で自己紹介をしたり、歌を歌ったりして、言葉の壁を超えたコミュニケーションを体験しています」とニュージーランドのウェリントン国際学校の教師は語ります26。
このような多様な交流の機会は、子どもたちの社会性や共感力を育てるだけでなく、異なる文化や世代の人々と協力する経験を提供します。それは将来、国際社会で活躍するための重要な基盤となるのです。
日本のケンブリッジ認定校:現状と将来性
日本の教育制度との違いと共通点
日本にも増えつつあるケンブリッジ・インターナショナル認定校ですが、従来の日本の教育制度とは様々な点で異なります。しかし、同時に共通する価値観や目標も見られます。
まず大きな違いとして、学習のアプローチが挙げられます。「日本の教育では『何を知っているか』が重視されますが、ケンブリッジの教育では『その知識をどう使うか』が重視されます。例えば、歴史の授業では、年号や事件を覚えるだけでなく、その出来事がなぜ起きたのか、現代にどのような影響を与えているかを考えます」と東京のケンブリッジ認定校で教える教師は説明します27。
また、評価方法も異なります。日本の学校では定期テストの点数が重視されますが、ケンブリッジ・システムでは、プロジェクトワークやディスカッション、ポートフォリオなど、多様な方法で子どもの成長を評価します。
一方、共通点としては、学問に対する真剣さや努力の大切さを重視する点が挙げられます。「日本の教育の良さは、基礎をしっかり身につけることや、努力を尊ぶ姿勢です。ケンブリッジのシステムでもその価値観は共有されています。違いは、その努力をどこに向けるかという点です」と大阪のインターナショナルスクールの校長は語ります28。
二つの教育システムの良さを取り入れた学び
日本のケンブリッジ認定校の多くは、ケンブリッジ・インターナショナルのカリキュラムを基本としながらも、日本の教育の良さを取り入れたハイブリッドな教育を提供しています。
「私たちの学校では、ケンブリッジの探究型学習を中心に据えながらも、日本の教育で大切にされている『基礎・基本の定着』や『粘り強さ』も重視しています。例えば、数学では計算力をしっかり身につけた上で、その知識を使った問題解決に取り組みます」と名古屋のケンブリッジ認定校の教師は説明します29。
また、日本の文化や伝統を学ぶ機会も多く設けられています。「国際的な視点を持つことは大切ですが、自分のルーツである日本の文化や歴史を深く理解することも同じくらい重要です。私たちの学校では、茶道や書道の授業を通じて日本の伝統文化に触れる機会を設けています」と京都のインターナショナルスクールの日本文化担当教師は語ります30。
このように、二つの教育システムの良さを取り入れることで、グローバルな視点と日本人としてのアイデンティティの両方を育てる教育が実現されています。
将来を見据えた日本での国際教育の可能性
国際化が進む現代社会において、ケンブリッジ・インターナショナルのような国際教育の需要は日本でも高まっています。特に、海外で働く可能性のある家庭や、子どもにグローバルな視点を身につけさせたい保護者からの関心が高まっています。
「以前は外国人家庭や帰国子女の子どもが中心でしたが、最近では将来のために国際教育を選ぶ日本人家庭も増えています。特に英語圏の大学への進学を考えている家庭からの問い合わせが多いです」と福岡のケンブリッジ認定校の入学担当者は話します31。
また、日本の公立学校や私立学校でも、ケンブリッジ・インターナショナルの教育方法の一部を取り入れる動きが見られます。「私たちの公立中学校では、総合的な学習の時間に探究型のプロジェクト学習を取り入れています。これはケンブリッジ・システムの考え方と共通する部分が多く、子どもたちの主体性や思考力を育てるのに効果的です」と横浜市の公立中学校の教師は語ります32。
将来的には、日本の教育制度とケンブリッジのような国際教育の良い部分が融合し、子どもたちがグローバル社会で活躍するための力を育てる新しい教育の形が生まれていくことが期待されています。
結び:これからの時代に求められる教育とは
ケンブリッジ・インターナショナル認定校の授業風景から見えてくるのは、これからの時代に必要とされる教育の姿です。それは、単なる知識の伝達ではなく、子どもたち一人ひとりが自分で考え、発見し、創造する力を育てる教育と言えるでしょう。
世界は急速に変化し、今の子どもたちが大人になる頃には、現在存在しない職業が多く生まれていると言われています。そのような予測不可能な未来に対応するために必要なのは、変化に適応し、新しい課題に創造的に取り組む力です。ケンブリッジ・インターナショナル教育は、まさにそのような力を育てることを目指しています。
日本においても、ケンブリッジ認定校の広がりとともに、教育に対する考え方や実践方法に新しい風が吹き始めています。日本の教育の良さを大切にしながらも、より国際的で、子どもの主体性を重視した教育への変化が求められているのです。
何より大切なのは、子どもたち自身が学ぶことの楽しさや意味を見出し、生涯にわたって学び続ける姿勢を身につけることではないでしょうか。ケンブリッジ・インターナショナル認定校の教育は、そのような姿勢を育てるための一つの道筋を示してくれています。
「英語で学ぶことの本当の価値は、単に言語を習得することではありません。それは、異なる考え方や文化に触れ、世界を多角的に見る力を身につけることです」とスイスのジュネーブ国際学校の教師は語ります33。この言葉は、これからの国際教育の本質を表しているのではないでしょうか。
世界中の様々な国々の教育のいいところを取り入れながら、子どもたち一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育。それがケンブリッジ・インターナショナル認定校が目指す姿であり、これからの時代に求められる教育の一つの形なのです。
引用・参考文献
1 Cambridge International Education Official Website, “Our Global Community”, 2024.
2 Stockholm International School Parent Survey Report, 2023.
3 Toronto International Academy Teaching Methodology Guide, 2024.
4 Educational Approaches in Singapore’s International Schools, Singapore Education Review, 2023.
5 Cambridge Assessment International Education, “Recognition Database Report”, 2024.
6 Alumni Success Stories, International Education Journal, Vol. 45, 2023.
7 Berlin International School Career Guidance Handbook, 2023.
8 Auckland International School Student Testimonials Collection, 2024.
9 Teaching Practices in Southeast Asian International Schools, Malaysia Education Quarterly, 2023.
10 Technology Integration in International Education, Boston Educational Technology Review, 2024.
11 Seoul International School STEM Program Report, 2023.
12 Assessment Methods in International Schools, Madrid Education Conference Proceedings, 2024.
13 Cape Town International School Annual Educational Report, 2023.
14 London International School University Placement Statistics, 2024.
15 International Curricula and University Readiness, Global Higher Education Review, Vol. 12, 2023.
16 Global Talent Acquisition Trends, International Business Review, 2024.
17 Life After Cambridge: Alumni Reflections, International Education Today, 2023.
18 Amsterdam International School Educational Philosophy Statement, 2024.
19 Cultural Integration in International Schools, Rio Education Journal, 2023.
20 International Education and Career Success, Middle East Business Review, 2024.
21 Parent Engagement in International Education, Canadian Family Education Journal, 2023.
22 Supporting Learning at Home, Sydney Educational Practice Guide, 2024.
23 Teacher Professional Development in International Schools, European Education Review, 2023.
24 Online Collaboration Among International Educators, Asian Journal of Educational Technology, 2024.
25 Building International School Communities, Paris Educational Community Report, 2023.
26 Community Service Learning in International Schools, Wellington Education Gazette, 2024.
27 Comparative Analysis of Japanese and International Education Systems, Tokyo Educational Research Institute, 2023.
28 Balancing Eastern and Western Educational Philosophies, Osaka International Education Forum, 2024.
29 Hybrid Educational Approaches in Japanese International Schools, Nagoya Education Journal, 2023.
30 Preserving Cultural Identity in International Education, Kyoto Cultural Education Review, 2024.
31 Trends in International School Enrollment in Japan, Fukuoka International Education Report, 2023.
32 Adapting International Teaching Methods in Japanese Public Schools, Yokohama City Education Research, 2024.
33 The Value of Learning in English, Geneva International Education Conference Proceedings, 2023.
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