ネットショップ開業 ECサイト構築前に準備しなければいいけないこと【個人・零細企業向け】

本記事で得られる知識

ネットショップ開業をするに当たって、ECサイト内の構築前に必要なサービスやモノについて解説します。

記事の前提

とにかくネットショップ運営に興味がある方全員に向けての記事です。

記事の信頼性

筆者はネットショップ運営に精通しています。詳しくはこちら「運営者の紹介

ECサイト構築するために事前に必要なこと

ECサイト運営では、店舗ページ作成、カテゴリーの生成、商品ページの作成、画像の撮影といった、ユーザーの目に触れる内容以外に、実際にモノとお金の流れのサイクルを作るための目に見えない部分の準備が必要です。

お金の流れを作るための準備

銀行振込用口座の開設

購入者が商品を注文する際に、銀行振込を選択できるようにするための銀行口座を準備します。

おすすめはネットバンキング中心の銀行口座と、ゆうちょ銀行です。

入金確認がしやすいネットバンキングができる銀行の口座は必須です。ネット上の操作がほとんどのため、スマホで操作・管理・確認できるものを選ぶといいでしょう。

またゆうちょ銀行については、商材によります。昨今のコロナ禍では40代以上のネット利用者が急激に増えたと言われ、農産物や工具関連など年配者はゆうちょ銀行を好む方も多いです。

実際にゆうちょ銀行同士の振込ですと手数料が安く済んだりするため、銀行振込用の口座はゆうちょ銀行とネットバンキングのできる口座を選ぶことをおすすめします。

但し、楽天に出店する場合には、振込用の口座は楽天銀行のみという縛りがあります(売上の入金は選択可)。したがって、楽天銀行以外を選ぶ上に楽天を含む複数モールで販売する場合はゆうちょ銀行、楽天銀行、その他ネット取引向けの口座を開設するといいでしょう。

詳細記事 : ネットショップ開業 おすすめのデビットカード機能付き銀行口座

入金用口座の開設

銀行振込は購入者からの振込用となりますが、入金用というのは自社の場合は決済サービスから、モール出店ならばモールから、代金引換契約を結んでいる場合には運送会社から、あなたのお店の口座に売上金を入金する口座です。

個人的な経験上は、開店当初は1人でやるので銀行振込用と兼用してもいいのですが、お客様の銀行振込用に口座と、売上の入金用口座は分けるべきと考えています。

理由は2つあります。

規模が大きくなると取引回数も大幅に増え管理しにくい

単純に管理しにくくなるので、規模が大きくなってきたら、分けたほうがいいでしょう。

セキュリティ上分けたほうがいい

理由は、売上が拡大してくると銀行振込を選択されるお客様も増えてきます。銀行振込の入金確認は口座開設人であるあなただけが確認するわけではなく、規模が大きくなれば別の雇っているスタッフがネットバンキングにログインをして確認することになってきます。

飲食店のレジ管理と同じく念には念をということで、セキュリティの観点からはじめから分けるほうがいいです。銀行振込用の口座についても、定期的に引き落として金額を移動させ、あくまで振込専用にするようにしましょう。

以上のことから、個人運営から誰かを雇った時点、もしくは規模が大きくなってきて、面倒になってきた時点で、入金用の口座は分けることをおすすめします。

専用のクレジットカード・デビットカードの解説

EC系のサービスにおいてクレジットカードかデビットカードは必須となります。

モール系ECや自社EC系サービスを始める場合には、売上から手数料を差し引いた金額がプラスであれば、入金用の銀行振込用の銀行口座に入金されることになります。

しかし、逆に売上から手数料を引いた金額がマイナスになった場合には、一般的に登録をしたクレジットカード・デビットカードから引き落としされることが一般的となっています。

また、商品の仕入れや何かしらの取引において、クレジットカード・デビットカードは非常に便利ですので、専用のカードを作る必要があります。

詳細記事 : ネットショップ開業 おすすめのデビットカード機能付き銀行口座

モノの流れを作るための準備

運送会社との契約

設立当初は売上0ですので、営業所に連絡しても割引というのはなかなか難しいので、正規の値段での運賃になるかと思います。

ただ、大和運輸ではクロネコメンバーズと呼ばれるメンバー登録をすることで割引を受けたり、営業所で送り状を発行する際に2次元バーコードをかざすだけでいいように、スマホを使って予め送り状の発行予約ができたりと、結局運送会社のサービスに会員登録すると、スムーズに送り状発行が可能になります。

佐川急便であれば飛脚サービス、日本郵便であればゆうパックのスマホ割用の登録や、クリックポストの会員登録は必須になります。

代金引換のための運送会社との契約の準備

モールの決済システムのように幅広い決済手段が用意されてはいるものの、モール系・自社と必ずこちらで準備しなければいけない決済手段として、代金引換があります。

銀行振込も同様にこちらで準備しなければいけませんが、代金引換も同じです。

代金引換を利用するためには、発送する運送会社である、大和運輸が展開する大和フィナンシャル、佐川急便が展開する佐川フィナンシャルを利用して、開設することになります。

ただ、規模が大きくなるまでは代金引換は準備しなくてもいいかなと思います。

理由は、代金引換は「後払い」だからです。

代金の徴収は、運送会社の運転手が、受取人に直接手渡す時です。

もし受取拒否をされると、お金を回収できないどころか、商品が返品されてしまう上に、往復分の送料は店側の負担です。

これが食べ物の場合、戻ってきても代金の回収もなく廃棄するだけになります。

クレジットカード払いや銀行振込の前払いを選択されていれば、始めに入金を確認・確定した後に商品を発送しますので、その後受取拒否をされても、規約で受取拒否は往復分の送料と、モールや決済の手数料を差し引いた残額の返金と書いてしまえば、最低限の費用は請求できることになります。

これをうまく利用した悪質なユーザーも昔から少なくないのも事実ですから、そこらへんのリスクをよく考えて、適切なタイミングで開設するようにしましょう。

業務の流れを作るための準備

メールアドレスの準備

メールアドレスはアカウントを解説するのに必須です。

YahooショッピングのようにYahooのメールアドレスが必要な場合もありますが、基本的には独自のメールアドレスを使って登録することになります。

設立当初はyahoo.co.jpやgmail.com、hotmail.comなどのフリーのアドレスを利用すればいいと思いますが、売上がある程度たってきてからは独自ドメインのアドレスを取得して使うようにしましょう。

詳細記事 : ネットショップ開業 独自ドメイン取得方法(決め方のコツ)

電話番号の準備

Eコマースは法律上は特定商取引法上の通信販売に該当しますので、専用の電話番号は必ず必要になります。

営業時間内にはいつでも電話に出られるように回線と電話機の準備は必須です。

電話番号があっても繋がらないのは、ユーザーに対して不信感を生むだけなので、ここはきちんと作りましょう。

一昔前までは固定電話の方が信頼性が高いイメージがありましたが、昨今は070、050始まりと多岐に渡っていることもあり、そこまで携帯電話と固定電話の信用の差が薄れてきている印象です。

パソコン

これはネットショップを解説する以上は説明するまでもないかもしれませんが、ショップのページ作成、商品ページ作成、画像の加工、カスタマー対応、在庫管理、売上管理と、ほとんどの作業がパソコンを通じて行うこことになります。

開業当初はできれば、フットワークは軽いほうがいいのでノートパソコンの方がおすすめです。

プリンターと関連の備品

注文を受けた商品を出荷する際には、納品書を印刷して商品と一緒に同梱し、送り状を印刷して梱包した箱に貼り付けて発送することが一般的です。

したがって、プリンターはマストで必要な備品となります。インクについては、市販のプリンターを使用するのであれば白黒の方が自然な形で印刷できます。

カラーでもいいのですが、市販のプリンターのカラー印刷は、非常に安っぽいイメージがありますので、納品書や同梱物にもブランディングを施すのであれば、プリンターの種類も選ぶ必要があります。