本記事で得られる知識
一般動詞の基本的な説明と、肯定文(現在形と過去形)についての解説です。
記事の前提
日本のズレた英語教育を受けたせいで、英語は難しくて話せることがすごいと思っている、今英語が全く話せない昭和世代が対象です。
記事の信頼性
カナダ、バンクーバーで5年間生活してました。詳しくはこちら「運営者の紹介」
一般動詞の基本イメージ
一般動詞のイメージを一言でいうと「あるアクションをする」「あるステータスを持っている」の意味です。
いくつかに焦点を絞って記事を書いてます。この記事を理解した後、以下の2つに進んでください。
一般動詞は、be動詞以外の動詞を指します。なので、一般動詞より前にbe動詞を理解してから読むとより体系的に理解できると思います。
一般動詞の意味の基本
be動詞以外の動詞が全て一般動詞です。
単語もその意味も多岐に渡っていますが、
主語に関するステータス(状態)や、アクション(動作)を表します。
状態を表す動詞の例
状態を表す一般動詞の場合は、その単語の意味に「○○の状態である」という言い方で説明できるものです。
- love (~を愛する、~が大好きだ)➡ 「~を愛する状態である」「~が大好きな状態である」
- belong (~に属する) ➡ 「~に属している状態である」
- like (~が好き)➡「~が好きな状態である」
- know(~を知っている) ➡ 「~を知っている状態である」
動作を表す動詞の例
アクション(動作)を表す一般動詞は、以下のようなイメージになります。
- study (~を勉強する)➡ 「~を勉強というアクションをする」
- consume (~を消費する)➡ 「~を消費するというアクションをする」
- use (~を使用する、~を使う)➡ 「~を使うというアクションをする」
- speak (~を話す)➡ 「~を話すというアクションをする」
動詞の種類
一般動詞には厳密には2種類存在します。
その動詞の後に必ず単語やフレーズを入れないといけない他動詞、
そしてその後に単語やフレーズを入れなくてもいい自動詞
の2種類です。
他動詞の例
他動詞は、英和辞書などを見ると、必ず動詞の部分に「他」もしくは「他動詞」という表記、
英英辞典の場合は、他動詞の意味であるTransitive Verbの略である「vt」と表記されています。
この言葉が出てきたら、その動詞の後には必ず単語やフレーズを加えないといけないことになります。
以下はその例です。
- love (~を愛する) ➡ I love you. (loveという単語の後に、愛する対象となる人やモノ(単語かフレーズ)を入れなければいけません)
- speak(~を話す) ➡ She speaks English (speakという単語の後に、話す対象となる言語(単語かフレーズ)を入れないいけません)
- use(~を使う) ➡ You use my pen. (useという単語の後に、使う対象となるモノや人(単語やフレーズ)を入れないといけません)
このように、動詞の後に単語を伴う必要があるものが他動詞です。
これは単語ごとに決まっています。
自動詞の例
自動詞は、英和辞書などを見ると、必ず動詞の部分に「自」もしくは「自動詞」という表記、
英英辞典の場合は、自動詞の意味であるIntransitive Verbの略である「vi」と表記されています。
この言葉が出てきたら、その動詞の後には直接単語やフレーズを加えなくてもいい単語となります。
以下はその例です。
- go (行く) ➡ I go. (goという単語の後には目的語を直接置く必要がありません。)
- run (走る) ➡ She runs. (runという単語の後には目的語を直接置く必要がありません。)
- look (見る(目に入る)) ➡ You look. (lookという単語の後には目的語を直接置く必要がありません。)
このように、英語の中では、動詞の後に目的語を直接置かなくても成り立つのが自動詞です。
とはいっても、普通会話をしていて、いきなり相手に「I go」と言われても
それを言われた相手は「どこに?」と気になると思います。
結局、英語はコミュニケーションのためのツール、
相手と会話をするためのツールに過ぎないので、
よりたくさんの情報を文章に盛り込むことになります。
自動詞の場合に、表現や情報を付け加える場合には、
前置詞と名詞と一緒に付け足すことで、
表現の深い文章にすることができます。
例えば、
- go (行く) ➡ I go to school.
- run (走る) ➡ She runs to the goal.
- look (目に入る、目を通す) ➡ You look at your dictionary.
- listen(意識的に聞く) ➡ I listen to music.
という具合に、前置詞と一緒に単語を加えることで表現します。
一般動詞の使い方(肯定文)
使い方の解説です。
Be動詞でも解説していますが、
質問する言い方を疑問文、
○○じゃないと否定する言い方を否定文と言い、
それとは対象で、単純に「○○だ」という言い方が肯定文
と捉えてもらえたらわかりやすいかなと思います。
コミュニケーションの基本は、話をする自分を基準に、
自分が話かけている相手と2人で会話するところから始まります。
そして話をしている張本人である自分(1人目=一人称)と、
話をしている相手(2人目 = 二人称)との会話の中で、
それ以外の人やモノ(3人目以降・3個目以降 = 三人称)
の話題がでてくることになります。
現在を指す言い方(playの場合)
to play tennis.という表現を使って、人称ごとの使い方を解説します。
be動詞では人称によって、is,am,areの使い分けしましたが、
一般動詞の場合はplayとplaysの2つで使い分けをします。
話をしている自分を指す時 ( = 私、僕) | I play tennis. |
自分が話かけている相手を指す時 (= きみ、あなた) | You play tennis. |
自分と話をしている相手がいて、会話が成り立つので、自分を指すI play tennisと、話相手を指すYou play tennisは、相対的になるため、常にセットで覚えます。1人称と2人称は動詞の活用は同じです。
次に、上記以外の場合は、1人・1つを指す単数か、2人以上・2つ以上を指す複数で使い分けします。
1人・1つ | 2人以上・2つ以上 | |
上記以外を指す時 | He/She plays tennis. | We/You and I play tennis.
They play tennis. |
単数か、複数で切り分けします。
自分を含む2人以上(You and I)も言葉そのまま複数となります。
単数と複数で、動詞の活用が異なるのがわかります。
過去を指す言い方(playの場合)
過去形の場合は、基本的に人称関係なく過去形であるplayedしかないのですが、あえて上記と同じ形で過去形を説明していきます。
考え方としては、現在形であるplay/playsを、過去形であるplayedにして表現します。
話をしている自分を指す時 ( = 私、僕) | I played tennis. |
自分が話かけている相手を指す時 (= きみ、あなた) | You played tennis. |
上記以外は以下の表現になります。
1人・1つ | 2人以上・2つ以上 | |
上記以外を指す時 | He/She played tennis. | We/You and I played tennis.
They played tennis. |
現在形と全く同じで単数か、複数で区別しますが、
過去形の場合は全ての人称で、過去形は1つしかありません。