本記事で得られる知識
Be動詞の基本的な説明と、肯定文(現在形と過去形)についての解説です。
記事の前提
日本のズレた英語教育を受けたせいで、英語は難しくて話せることがすごいと思っている、今英語が全く話せない昭和世代が対象です。
記事の信頼性
カナダ、バンクーバーで5年間生活してました。詳しくはこちら「運営者の紹介」
be動詞の基本イメージ
be動詞のイメージを一言でいうと「A = B」の「=(イコール)」です。
いくつかに焦点を絞って記事を書いてます。この記事を理解した後、以下の2つに進んでください。
be動詞は、英語の中で最も頻繁且つ自然に使用される動詞。
使い方が多岐に渡るので和訳しようとすると膨大になるので、
てっとり早くbe動詞の前の主語、後の目的語がイコールであると覚えましょう。
be,is,am,are,was,were,being,beenの8つの単語を、
表現によって使い分けているため、
まとめてbe動詞と呼んでいます。
今回は現在形であるis,am,areと、
過去形であるwas,wereの5つに絞って解説します。
最も日常会話で使用されているため、
非常に多くの意味や使い方がありますが、
基本的には以下のとおりです。
be動詞の基本的な意味
最も基本的な意味は、=「イコールである」という意味です。
is, am , are は現在のことを指すので「イコール」、
was, wereは過去のことを指すので「イコールだった」
というイメージです。
be, being, beenは、意味としては同じイコールですが、
より幅広く表現するために、形を変えたものなので、別の機会に解説します。
まず現在形と過去形の例文を用意してみました。
is,am,areの例文
- I am a student. ➡ I = a student. ➡ 私 = 一人の生徒 ➡ 私は一人の生徒です。
- You are my hero. ➡ You = my hero. ➡ あなた = 私のヒーロー ➡ あなたは私のヒーローです。
- Sam(He) is dancing. ➡ Sam(He) = dancing. ➡ サム(彼) = 踊っている ➡ サム(彼)は踊っています。
- Kate(She) is so beautiful. ➡ Kate(She) = so beautiful. ➡ ケイト(彼女) = とても綺麗 ➡ ケイト(彼女)はとても綺麗だ。
- His name is Mike. ➡ His name = Mike ➡ 彼の名前 = マイク ➡ 彼の名前はマイクです。
このようにis,am,areは現在の言い方を指すので、イコールの意味で使用します。
was, were の例文
- I was a student. ➡ I (=だった) a student. ➡ 私 (=だった) 一人の生徒 ➡ 私は一人の生徒でした。
- You are my hero. ➡ You (=だった) my hero. ➡ あなた (=だった) 私のヒーロー ➡ あなたは私のヒーローでした。
- Sam(He) is dancing. ➡ Sam(He) (=だった) dancing. ➡ サム(彼) (=だった) 踊っている ➡ サム(彼)は踊っていました。
- Kate(She) is so beautiful. ➡ Kate(She) (=だった) so beautiful. ➡ ケイト(彼女) (=だった) とても綺麗 ➡ ケイト(彼女)はとても綺麗だった。
- His name is Mike. ➡ His name (=だった) Mike ➡ 彼の名前 (=だった) マイク ➡ 彼の名前はマイクでした(=この言い方だと、今はマイクではないと遠回しに言ってることになります)。
このようにwasとwereは過去のことに対してイコールを指すので、「かつてイコールであった」という意味で使用します。
Be動詞の使い方(肯定文)
使い方の解説です。
肯定文という言葉を聞くと、すごく難しそうな、
めんどくさそうな感じに聞こえるのが筆者なのですが、
質問する言い方を疑問文、
○○じゃないと否定する言い方を否定文と言い、
それとは対象で、単純に「○○だ」という言い方が肯定文
と捉えてもらえたらわかりやすいかなと思います。
コミュニケーションの基本は、話をしている自分と、
自分が話かけている相手がいることから始まります。
そして話をしている自分(1人目=一人称)と、
話をしている相手(2人目 = 二人称)との会話の中で、
それ以外の人やモノ(3人目以降・3個目以降 = 三人称)
の話題がでてくることになります。
現在を指す言い方is,am,areの使い方
話をしている自分を指す時 ( = 私、僕) | I am … |
自分が話かけている相手を指す時 (= きみ、あなた) | You are … |
自分と話をしている相手がいて、会話が成り立つので、自分を指すI am…と、話相手を指すYou are…は、常にセットで覚えます。
次に、上記以外の場合は、1人・1つを指す単数か、2人以上・2つ以上を指す複数で使い分けします。
1人・1つ | 2人以上・2つ以上 | |
上記以外を指す時 | He/She/It is …
My dog is … Mike/Sam/Kate/James is …. |
We/You and I are …
They are … You guys are … My dogs are … |
単数か、複数で切り分けします。
自分を含む2人以上も言葉そのまま複数となります。
よく、話相手を指すあなたと、話相手が複数いる場合のあなたたちは、同じ You are …と習いますが、英語圏での会話では You are …は話をしている相手1人を指し、「あなたたち」という言い方の場合は You guys are …という言い方になります。
You are …であなたたちはという言い方は、伝わりますが違和感のある言い方になりますので、話をしている相手全員を指す場合は「You guys are …」を使うようにしましょう。
日本で習う You are ….が「あなたたちは…」という意味は完全に間違いなので、実際の会話では使わないようにしましょう。
中学受験などでは、あえて応用の引っ掛け問題のように「You and I are…」が出てくることで、これを知ってることが勉強できると誇らしげに思う田舎の勘違い中学生が少なくなかったイメージが筆者にはあるのですが、これは英語学習では基礎中の基礎であり、一番頻繁に使うbe動詞の性質が理解し、反復し続ければ、むしろ誰でも習得できるレベルであることがわかります。
短縮して言う/書くこともでき、I am … = I’m … / You are … = You’re … / He is … = He’s … / She is … = She’s … / It is… = It’s …/ We are… = We’re… / They are … = They’re …となりますが、、、、これは反復や習慣化して英語に触れていれば慣れですぐ身につきますので、とりあえずこんなのがあると思ってもらえれば問題ないかなと思います。
過去を指す言い方was wereの使い方
考え方としては、現在形と全く同じで、wasかwereに置き換えることで、「イコールあった」という表現になります。
話をしている自分を指す時 | I was … |
自分が話かけている相手を指す時 | You were … |
上記以外は以下の表現になります。
1人・1つ | 2人以上・2つ以上 | |
上記以外を指す時 | He/She/It was …
My dog was … Mike/Sam/Kate/James was …. |
We / You and I were …
They were … You guys were … My dogs were … |
現在形と全く同じで単数か、複数で区別します。
この自分(I)と話し相手(You)の組み合わせと、それ以外の単数と複数の組み合わせは、中学校では習いませんが、今後全てに繋がっていく覚え方なので、慣れていきましょう。