取るべき正しい行動
- 係員の指示があるまで冷静に待つ
係員の指示があるまで冷静に待つ
地下鉄や通常の電車と違って、地震発生時の初期微動を感知後2秒で減速体制に入ります。
初期微動は地震発生時の震源地から発せられる地震波のうち最初に検知する波のことです。
地下鉄や普通電車と違って、揺れの時点ではスピードが減速されているため、比較的に安全に停止すると言われています。
しかし、地震の影響で停電した場合、復旧するまで新幹線は動かすことができません。
復旧までの間にむやみに外に脱出する、係員に問いただすなどの冷静でない動きになりがちですが、
- 新幹線は窓が頑丈となっていて開けることが基本的に出来ない
- 外に脱出しようとすると、線路わきが特に狭いため、高架橋などの下に落下する危険性がある
など、外に出ること自体がかえって危険なことが少なくありません。
したがって、係員の指示を冷静に待つことが結果的に安全な対策となります。
新幹線利用時は必ず飲み物を持参しよう(事前対策)
新幹線内で被災した場合で送電線などに損傷があり復旧まで時間がかかるとなった場合に、持ち込んだ飲み物が生命線の一つとなります。
上記でも書きましたが「脱出すること自体ができない・しない」のが安全対策である反面、空気の入れ替えができない社内では、長時間に渡って動かない状態になると、夏場に冷房が止まるとサウナ状態を長時間強いれられる危険性があるためです。
全員が飲み物を持参しているわけではありません。
更に、近年新幹線内には自動販売機が設置されていない上、係員の社内販売用のストックしかありません。
新幹線内で飲み物をシェアするほど、必要最低限の数量がないことを考えると、特に夏場は新幹線を利用する場合には飲み物を持参するようにしましょう。