取るべき正しい行動
- 非常ボタンを定期的に確認する
- 携帯電話の電波を定期的に確認する
- 静かに座って体力を温存して救助を待つ
- 不安を感じる人が中にいる場合は一緒に深呼吸をして落ち着く
非常ボタンと携帯電話の電波を定期的に確認する
エレベーター内で地震に遭遇した場合は、突発的に全ての階を押して最初に開いた階へ出るのが鉄則です。
しかし、それでも停電などで間に合わず閉じ込められてしまうことも十分考えられます。
非常ボタンは外部の連絡手段にもなります。
もし閉じ込められた時は、携帯電話の電波や非常ボタンを定期的に確認して、外部と連絡が取れるまで待ちましょう。
静かに座って体力を温存して救助を待つ
日本のエレベーターは専門の技術者が外側から点検をしないと開かないしくみになっています。
はじめから「開けてもらわないと開かない」と認識しておきましょう。
無理にこじあけて脱出すること自体体力を消耗する上に、危険な行為だすので絶対にやめましょう。
深呼吸をして(一緒に)落ち着く
エレベーターの中は空気自体もとおりが悪いぐらいに密室になっていることが多いです。
脱出しようとしたり過呼吸になってしまうと、それだけで酸素を多く使うことになりますよね。
酸素がなくなることはないですが、布団の中に潜って時間を過ごすのと同じく、平常時よりは酸素不足になり息苦しくなります。
エレベーターの中に長時間いればいるほど体調不良になる可能性もあります。
ですから、深呼吸をして落ち着いて救助を待つ状態を心がけましょう。
むやみに外に出たり、扉を開けようとしない
国内・海外問わずに映画やドラマでもよく脱出シーンで見かけますが、実際に地震に遭遇した場合は無理に扉を開けたり、天井をあけたりして脱出することはやめましょう。
それよりも先に先程書きました、非常ボタンや携帯電話を使っての外部との連絡手段を確保することのほうが重要です。
脱出する行為自体余計に体力と酸素を使いかねません。
自分ひとりだけではなく周りの方と一緒に正しく健康に危機を乗り越えるように努めましょう。