地震が起きたときの災害って、起きた場所によって、別の災害、事故、事件が同時に複数起こります。

この時点で起こる前の段階で想定してなければいけないケースは千差万別ですよね。

ほとんどの方はこの時点で諦めてしまうと思います。

日常生活で多く過ごす場所をリスト化する

まずやるべきことは1週間 = 24時間×7日間の中で、多く過ごす場所順にリスト化することです。

誰もが100%生き残る状況というのは現実的には存在しません。これは普段の日常生活でも同じです。

大切なのは「生き残る確率をあげる」ということ。

大切な人と一緒にリスト化してシェアする

お父さん、お母さん、お子さんの3人家族の場合でも、1週間単位で多く過ごす場所というのは全く異なると思います。

お父さんなら勤務先、お子さんなら学校、お母さんなら勤務先の場合もあれば家が一番長く過ごす場所かもしれません。

後に詳細を書きますが、地震が起きた時「大切な人が心配で探しに行く」という選択をして津波に流されて無くなるケースも多くありました。

いざというときに余計な心配せずに避難する行動に移せるように、大切な人たち全員でリストをシェアしましょう。

リストはあくまで最低限の想定。可能な限り全ての想定をシェアする

分かってもらいたいのは、「想定が多すぎて何もしないよりも、できることから想定していく」ということです。

なので、優先の高いものだけ準備していればいいというわけではありません。

起きた後の金銭的な保証は保険が、ライフライン的な支援は行政がと、起きた後にサポートを得られることはたくさんあります。でも、これって普段からお金を払って保険を買い、税金によって行政が準備していること。

命だけは担保もなければ対価もありません。

大切なことはあなた自身がどうなってもいいという考えではなく、大切な人(それが自分でもいい)に生きていてほしいからシェアすることです。

普段から時間を使って想定することで唯一守ることができます。いつ起こるかわからないのであれば、普段から時間を使って対策を!ということだけは必ず意識しましょう。