英単語を覚える際に、私たちの多くが行うのが「意味を理解する」と言う点です。
そして、一度覚えた単語を復習する際に、行う方法というのはほとんどの方が「和訳を思い出す」「英訳を思い出す」といった「意味を思い出す」ことで、その単語習熟度を測っていることと思います。
コミュニケーション時(話している時)に重要な一瞬で「思い出す」こと
どんなシチュエーションや内容でもいいので、直近で日本語で会話をしているところを思い出してみてください。
皆さんは話をするときに、「言葉の意味の文章」を思い出していますか??
ほとんどの方は発した時点、もしくは聞いた時点で、その言葉の「意味を文章として」思い出すのではなく、「イメージだけで理解している」のではないでしょうか?
コミュニケーションの主体になるのは、「スピーキング」と「リスニング」です。その意味でいうならば、最初の基礎部分から学ぶ際には、和訳や英訳を「文章で思い出すこと」は当然ながら必要なのことなのですが、慣れてきた時点で「意味をイメージできる」状態を作り上げる必要があります。
聞いた英語を、頭の中で和訳し、日本語で考えた言葉を再度英訳して、英語を発するという順番は、あくまで受験目的を土台としている場合のみ通用します。
実際の会話では、英語の場合は「聞いた英語を英語で理解して、英語で考え英語で発する」のが自然の会話の思考回路です。
この「英語で理解して、英語で考える」ということを、最も効率よく達成させるのが「言葉のイメージを持つ」という作業です。
「文章として意味を思い出す」作業から、単語を聞いただけで物の名前であれ抽象的な単語であれ「イメージを思い出す」のです。
語彙力に絡めて「スピーキング」「リスニング」を効率強化するために、ある程度の単語量(大体1500~2000ぐらいで十分だと思います=中学校レベル)を覚えたら、ぜひともこの「イメージする」力を養うほうに方向転換していきましょう。
文章としての意味よりも、頭の中でイメージし、答え合わせでイメージがあっていればそれでいい
正確な意味のイメージを持つことが一番重要なのだって、正確な意味を文書で覚える必要はありません。
そもそも日本語でさえ、辞書で開いたことのない聞いたことのない単語を聞いた時、文脈から「イメージをして覚える」ことを、私たちは常に日本語で実践しているのです。
意味が正確に分からなくても、感覚としてのイメージが頭の中にあるため、次回に違うシチュエーションで聞いた時に、前回のイメージと合っていれば、意味のイメージがより明確に固定化され、間違っていれば再度修正することを、頭の中で行います。
使えば使うほどイメージが固定化されていくわけdすから、英語でも同じようにとにかく「おおまかでもいいので一瞬でイメージが沸く」ことを念頭に単語のイメージを頭に入れるようにしましょう。