一番最初に英語を学習する際にまず考えなければいけないのが、「参考書選び」です。

 

既に中学校・高校にて成績は関係なく英語に触れた経験がある方は、日本語での論理的な説明の入った参考書を使うほうが効率がいいのです。

 

また、人によって参考書の合う合わないはそれぞれですので、私が個人的に経験した中で後々役に立つ参考書のタイプをご紹介したいと思います。

 

英文と和訳が隣り同士でないものを選ぶ

本当に英語を学び始める最初というのは、日本語を使って知識として文法や英語の体系を理解していくことが、効率のよい学習方法の一つです。

 

なのですが、タイトルの通り「英文」とその「和訳」はできるだけ離れた場所、、、できれば和訳は別紙か一番後ろにあるもののが望ましいです。

 

コミュニケーションを目的とした英語では、見て聞いた英語を、日本語と同じぐらいに瞬時に理解して、英語で考えそして英語で話し、書くことになります。

 

それがあるべき目標の姿となります。

 

ですから、「英文をみて瞬時に理解する」ということを叶えるのに、瞬時に理解をできる「和訳」が近くにあると、位置的にも邪魔な感じで視界にはいってしまいがちです。

 

英語だけを見て理解しようとする、または見ずに理解することを目指しているのに、近くにあるが故にそれを「見ないようにする」というだけで集中力が下がってしまうことが多かったため、参考書を選ぶ際にはこの点を注意して選んでいました。

 

和訳を探す時間が少し長いほうが初期の成長過程での理解力が早い

英文とその和訳が近くの位置にないということは、いざ答え合わせや分からないので和訳を見るという行為の前に、該当する「和訳」を探すということになります。

 

実は、ほんの10~15秒ほどの行為であっても、時間をかけて探すことで一瞬で答えを見る時よりも定着率が若干高いのです。

 

これはほんの一瞬のことなのですが、その英文のことを意識する時間(=探している時間)が長ければ長いほど、触れている時間も長いことになるため、記憶として定着しやすいからです。

 

ただ単に詰め込み型の教育のように、「理解力」なしに「記憶する」と一瞬で忘れてしまうのですが、探している間に記憶として定着させ、答えが分かった瞬間理解力として記憶が固定します。

 

これは別のたとえでいうと、電子辞書で意味を調べるよりも、実際の辞書で調べるほうが定着しやすいともいえます。

 

この約10秒間の間を持って調べることを反復するとより強固に記憶が定着しやすいのです。

 

100の単語を急いでやって翌日に半分忘れるより、新しい単語を30個ほどじっくりやるほうが、結果として記憶できる単語数が多いことになります。

 

もちろん、見るだけで単語を覚えられる方もいらっしゃるとは思いますが、もしなかなか覚えられないという方がいましたら、ぜひこのやり方を実践してみてください。