ECサイト運営をドロップシッピングで行う方法【無在庫】

本記事のテーマ

ECサイト運営をドロップシッピングで行う方法【無在庫】

本記事で得られる知識

ドロップシッピングを利用してネットショップ(EC)運営を行う場合の方法、選定方法こつなどを提供します。

記事の前提

本記事はB2Cのネットショップ運営を前提としたドロップシッピングを利用した無在庫販売に関する記事です。

1. ドロップシッピングとは

ドロップシッピングは、こちら(お店)から出荷指示があると、ユーザーへ個単位で指定の送り先まで直送してくれるビジネスモデルのことを指します。

ドロップシッピングを提供する会社の在庫がきちんとわかっていれば、在庫ありで販売して注文が入った段階で、発送指示をすることで、無在庫での運営が可能になります。

アフィリエイトのように始まった当初は加熱し、その後停滞しとなっていますが、モデルを理解した上で正しい運営をすれば売れる可能性が高い形態です。

1-1. ドロップシッピングのメリットとは

1-1-1 在庫を抱えない

ドロップシッピングの大きなメリットは、お店側で在庫をかかえる必要がない点です。

在庫を抱える必要がないので、最初の段階でまとまった資金もいりませんし、保管スペースも必要なし、更には在庫管理もいらないので、不良在庫の心配がありません。

1-1-2. ラインナップが豊富

提供する会社の商品ラインナップが豊富がことが多いです。アイテムが多ければそれだけで販売の底上げができます。

1-1-3. きちんと管理すると意外と売れる

日本にアフィリエイトやFXが上陸した時のように、最初は超加熱し、超短期間で大した行動も起こさずに売れず、利用者が激減したのと同じような道をドロップシッピングもたどりました。

しかし、ドロップシッピングといえどネットショップでの販売を前提としたビジネスモデルですので、結局は通常どおりの努力をしないと売上に直結するわけがありません。

きちんとした運営・管理をすれば、売上があがります。

意外と商品登録だけでして放置をしている契約店舗はかなり多いです。

1-1-4. 取り扱い数を大幅に増やすことで魅力強化

仮に売れないような商品を扱っていたとしても、「取り扱い商品数が多い」ということ自体がお店の魅力になることもあります。

例えば、本来ならば自社の商品で10アイテム程度しかないのに、売れなくても販売している商品数が5万アイテム登録されていると、「取り扱いが豊富」と感じるものなのです。

全く売れないという前提があっても、商品ラインナップが豊富という印象をユーザーに与えることは可能ですので、利用する際の経費の観点から特に損することがないのであれば、この手法で利用するのも一つの魅力です。

1-1-5. 展開するモールや店舗によっては無資金運営が可能

例えばヤフー出店とドロップシッピングを組み合わせると、うまく無在庫・無借金・無資金経営ができたりします。

このようにうまくいいところどりで組み合わせて、更にデータ処理をexcelマクロなどで組んでしまうことで、毎日の業務を15分程度に抑えた上での運用が可能になったりします。

1-2. ドロップシッピングのデメリットとは

1-2-1. 仕入れ値が高い

実際に仕入れ元から商品を大量に仕入れて自社保管するよりは、仕入れ値が高いイメージがあります。

在庫スペースというのは非常にデリケートかつめんどくさいことですが、必ず倉庫管理上は徹底が必要になってきます。

その点からすると、ドロップシッピングを提供する企業の視点から考えると、買ってくれる業者側の倉庫で管理してもらうほうがメリットが大きいですので、ドロップシッピングでは割高になりがちです。

1-2-2. 利用者が多ければ競争が多い

ドロップシッピングを提供する企業のサービスを利用する業者が増えれば増えるほど、競争が激しくなります。

無在庫である点魅力が大きいですが、損益分岐ライン自体が高いので、仕入れ値が比較的高いようだと、販売価格上の価格競争をするにしても、そこまでのいじることはできません。

更に、ドロップシッピングを提供する側以外から商品を仕入れることができる場合は、ドロップシッピングより自社で大量に卸購入するほうが原価で必ず負けることになります。

1-2-3. データ上の在庫・価格管理の徹底が必要

無在庫で販売する上で大切なのは、データ上の在庫・価格管理の徹底です。

基本的にはドロップシッピングで売れる商品の価格や在庫に関するエクセルファイル(csv)を提供してもらうことで管理をするのですが、ちょっとでも時期を間違ってデータ反映をさせると、注文が入った時点では欠品になってしまい、出荷ができないという自体を招きやすいです。

先にお金を払って商品を仕入れているわけではないので、その場合に比べると、ドロップシッピングは管理を怠りがちです。

1-2-4. 返品対応などが厳密

ドロップシッピングを提供する企業とのサービス規約の中には、キャンセル・返品・交換などの対応方法に関する規約も盛り込まれていることになりますが、そのルールはかなり厳しいです。

ユーザーへ直接商品を送る側としては、業者向けよりも個人向けへの割高な送料で発送することになるため、厳しくせざるを得ません。

2. 選定のこつ

2-1. 支払方法

実際に注文が入ってから出荷指示を出す間にある「注文商品の支払い」の方法を確認する必要があります。

例えば、後払いサービスがあったり、クレジットカード払いが可能だったり、ローカルなところだと銀行振込に限定している場合もあります。

商品代金の入金は大概が翌月末だったりするので、運営資金の回転をうまくするには、後払いやクレジットカードを提供しているところがまず最も重要です。

銀行振込だとその支払の確認が遅かったりするため、注文が入った翌営業日での発送となる可能性が高いためです。

2-2. 発送までの日時

発送元が、支払いの入金を確認してからどれだけの日数で発送るのかも重要です。

早ければ早いほどいいですが、業者によっては4,5日としている場合もあるので、その場合は商品注文時の納期設定を長くする必要があるからです。

購入者や潜在顧客からすれば、注文してから発送までの期間が短いほうが非常に魅力的ですし、これはお店視点からみても注文が入ってから出荷するまでの間にキャンセル依頼を受ける危険性が少ないので、入金確認後の発送の迅速さも選定のこつとなります。

2-3. 発送時の送料

送料は基本的に1個単位で発送を依頼する側が支払います。

昨今運送会社の全国的な値上げが続いているので、600円,700円のところが圧倒的に多いのが事実ですが、ここは販売価格決定時に必要になる情報なので、必ず把握しましょう。

2-4. データ提供の生む

取り扱いアイテムの価格表や在庫表をファイルでダウンロードできるところが望ましいです。

何万アイテムもあるのに、管理画面上でしか見れないとなると、正直社内での管理徹底が行き届かないからです。

一般的にはcsv形式のファイルを提供しているところがマストで必要になってきます。

2-5. 固定費があるかないか

会社によっては、登録するお店ごとにランクが存在し、月額を払ってくれればデータを提供するなどの条件を設けているところもあります。

その場合は、これは固定費になるので、かなり重要な要素の一つです。

3. ネットショップ運営上のこつ

3-1. 半自動化のしくみを構築する

ドロップシッピングの情報更新は提供されるcsv一括ファイルを使って、一括で行うことが大半です。しかも、提供されるファイルの列構成は基本的に同じなので、最新の価格表・在庫表を取得した時にはすぐに行使してアップロードできる状況を作ってしまうのがいいでしょう。

3-2. 価格更新と送料設定のこつ

価格更新の際に重要なのは、まず送料をいくらに設定していかから始まります。

例えば、全国一律で出荷時の送料が648円だったとして、お店での設定送料が500円で設定している場合、手数料などを加味したこの差額は商品の原価に加えてから、販売価格を計算しないと、送料だけだと赤字になるからです。

ある商品の原価が1000円で、モールなどを利用するとして販売手数料・決済手数料が仮に5%だった場合の損益分岐は、

(1000 + 148 ) / (100% – 5%(手数料) – 8%(税金)) = 1320円(税込)

となり、この金額以上で販売価格を設定しないと赤字になります。

受取送料と支払送料の差の転嫁場所は非常に重要ですが、ここを基準に計算式を入れてしまえば、計算式の半自動化が可能です。

筆者はexcelマクロを使用しcsvでないエクセルファイルをcsv化した上で、webブラウザーでアップロードする形を取り自動化する方式を構築しました。これにより価格管理は約3分程度で数万アイテムの改定を可能にしました。

3-3. 在庫更新のこつ

価格更新同様に在庫更新も同じように行う必要があります。

ドロップシッピング提供企業が提供する在庫表によっては、在庫数が数で入力されておらず、在庫豊富なら◎、在庫ありなら、欠品なら×と記載されている場合があったり、入金確認から出荷までの日数が商品ごとに記載されているものもありますが、これらをうまく利用して、◎なら5程度でなら1するなどして、万が一の欠品時に注文が殺到しない状況を作るのもいいでしょう。

3-4. 注文時のオペレーションのこつ

注文実際に入ってからのオペレーションもしくみとして作っておくと非常に楽です。

順番としては、

  1. 注文を確認
  2. 在庫確認
  3. 受注処理
  4. 支払い
  5. 発送指示
  6. 出荷通知

という順番になるかと思います。

この手順についても、予めルール化することで短時間での処理を可能にします。出荷指示の方法がcsv生成後の一括アップロードだったり、提供企業の管理画面で注文形式で出荷指示があったりとバラバラですが、発送指示の商品間違いと数量間違いだけ絶対しない体制ができれば、さほど難しくありません。

4. ドロップシッピング提供サービスの紹介

ここではざっくりとドロップシッピングを提供している企業をご紹介します。

1.TopSeller

カテゴリも幅広く、取り扱い数が20万点あり、料金体系によりますがデータも取得できます。

2.商材王

家具に特価したドロップシッピングです。JAN管理ではなく品番管理という点がデータ管理上くせがありますが、1つあたりの単価が高いですし、データでの管理も可能です。

【CCR】

日用品、生活雑貨、キッチン雑貨、美容、ダイエットなどの商材が豊富です。支払い方法に代金引換が選択できるのが特徴です。

4.オンラインパートナーズ

レディースバッグ・雑貨に特価したドロップシッピングです。取り扱いが可能商品数によって月額の固定費がかかります。

5.デジタルドラゴン

登録費用がかかりますが、中古のパソコンに特価したドロップシッピングです。

6.産直市場

農産物特価のドロップシッピングです。

7.マストバイ

インテリア系の卸でユーザー可能です。

8.オロシー

健康食品や美容アイテムに特価したドロップシッピングです。未使用8日以内なら返品が可能な点が特徴です。

9.あしなび

雑貨系のドロップシッピングです。無料期間がありますが固定が有料で、データ取得可能。

支払いは基本的にpaidが前提になるので、実質審査が必要になります。

10.家具卸.com

家具系のドロップシッピングです。