ネットショップでアダルトグッズを売るためのルールとは

本記事のテーマ

ネットショップでアダルトグッズを売るためのルールとは

本記事で得られる知識

1度は検討する(?)であろうアダルトグッズのECサイト運営に関する出店について解説します。

記事の前提

本記事はアダルトグッズ販売についての、B2Cのネットショップ運営を前提とした記事です。

1. 法律上のルールと許可

法律上のルールと許可

1-1. アダルトグッズに該当するものとは

モールやカートシステムなどが規約で定めるアダルトグッズか否かを判断するには、風適法(正式名称 : 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)と、それらを具体的に規制する「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行令」にて記載されています。

余談ですが、最近まで言われていた風営法であり、これが2016年に改正されたので、旧風営法にあった現在の風適法に記載されていることになります。

アダルトグッズの定義は、風適法(旧風営法)の法律施行令内の第四条に「性的好奇心をそそる物品」として具体的に以下のように定義されています。

性的好奇心をそそる物品
  1. 衣服を脱いだ人の姿態を被写体とする写真又はその複製物
  2. 前号に掲げる写真又はその複製物を主たる内容とする写真集
  3. 衣服を脱いだ人の姿態の映像を主たる内容とするフィルム又はビデオテープ、ビデオディスク、シー・ディー・ロムその他電磁的方法(電子的方法、磁気的方法その他の人の知覚によつては認識することができない方法をいう。)による記録に係る記録媒体
  4. 性具その他の性的な行為の用に供する物品、性器を模した物品、性的な行為を表す写真その他の物品又はこれらに類する物品

単純に、アダルトDVDやそれらの道具、エロ雑誌などは大概当てはまります。

1-2. アダルトグッズはネット販売向き

実店舗に比べてネットショップによる販売のほうが、購入者の目線から考えるとニーズがあることは想像つくと思います。

アダルトグッズを実店舗に来店しても気にしない方はともかく、ほしいけど買うところを見られたくないという人は圧倒的に多いです。

それがネットで注文して、人知れずに手に入るニーズがあること、そして何よりも「性的な嗜好品」というのは、何千年物歴史の中でも人の三大欲求の1つですので、人気が失せることがありません。

1-3. 販売許可の取得

ネットショップとしてアダルトグッズを取り扱い、販売できるようにするには「無店舗型性風俗特殊営業」の「営業開始届出書」を所在地として指定する場所の都道府県の「公安委員会」に提出して許可を得る必要があります。

風適法上は、許可のための届出書には、氏名、所在地などの情報が必要です。

2. モール型出店で気をつけること

モール出店で気をつけるのは出店規約・出店規約になります。ここで禁止されている場合や制限を設けている場合がありますので、確認しましょう。

2-1. Amazon

Amazonでは一部のアダルトグッズのみ、Amazonからの許可を受けて販売することができます。

https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/prohibited-items.html#adult

規約は随時改定されますし、アマゾンの規約は遵守しないとすぐ出品停止、やアカウント停止になりますので、出品を検討される場合は、具体的にアマゾン側に確認を取るようにしましょう。

2-2. 楽天

楽天では、アダルトグッズは青少年の保護育成上好ましくない物として禁止されていますので、出店・出品はできません。

https://www.rakuten.co.jp/ec/open/attention/

2-3. ヤフーショッピング

ヤフーではアダルトグッズの販売は規約上禁止されているため、販売することはできません。

https://topics.shopping.yahoo.co.jp/faq/archives/guidelines.html

2-4. Wowma

Wowmaでは全面的にあダルとグッズの販売は禁止です。

https://wowma.jp/tutorial/security_top.html

3. 自社サイト出店で気をつけること

自社サイトの場合は、自社で準備することになるので出店規約はありませんが、自社サイトを構築する場合における「レンタルサーバー」サービスの利用規約、もしくはカートの決済サービスの利用規約上禁止されている場合があります。

3-2. レンタルサーバー

ロリポップ

ロリポップではアダルトグッズの販売に関する内容はカラーミーショップに準拠するとしていて、取り扱うことができません。

https://lolipop.jp/terms/tos/」内の第18

xサーバー

https://www.xserver.ne.jp/support/faq/faq_dont.php

アダルト系のコンテンツを含むサイト自体が禁止されています。

さくらインターネット

https://www.sakura.ad.jp/agreement/[a]yakkan0_kihon.pdf

「わいせつと判断されるもの」「性的印象が強い実写 画像」等に該当する場合は禁止となっています。

GMOグループ

https://help.gmocloud.com/app/answers/detail/a_id/48/~/アダルトサイトの運営は可能ですか?

原則はできるようですが、各種サービスによって異なるようです。

一般的に知られている有名なレンタルサーバーは軒並み原則禁止のところが多いので、下記のようなアダルトサイト運営が可能なレンタルサーバーを利用するのが主流といえます。

  • FUTOKA
  • かごや
  • Jet Boy

3-3. ショッピングカート決済サービス

自社サイトの場合は決済サービスや店舗運営専用のサービスである以下のものでも規約を見ておいく必要があります。

カラーミーショップ

カラーミーショップは、アダルトグッズは販売不可となっています。

https://shop-pro.jp/?mode=prohibition

makeshop

トップページに年齢制限のアラームを先に立てる条件付きで運営可能なようです。

http://www.makeshop.jp/main/support/faq/faq_board.html?code=010

4. 出店後気をつけること

4-1. 検索ではひっかかりにくい

上記のように出店が非常に限定されているアダルト商品ですが、モール型ではモール内検索、自社サイトではgoogleなどの検索結果については、かなりのフィルターがかかっていますので、固有キーワードに反応する検索対策が必要不可欠になります。

4-2. 発送時の工夫

イメージが付きやすいですが、お客様の商品を届ける際に、中身の正体がわからないようにする必要があります。

荷主名や荷主住所を工夫するのはもちろんのこと、中身がすぐ想像できる状態だと、それだけでクレームになります。

商品の性質上、クレームについても直接電話のクレームを入れられるというよりは、ネットで評価をかかれて信用を失いかねないですので、扱いができるサービスそのものが少ないですが、運営には慎重を期する必要がありますね。